
ハードディスクのトラブル対応
データ復旧や救出の場合、最も重要となるのがデータを記憶しているハードディスクで、このハードディスクのトラブル症状に応じた復旧作業ができるかで、データやファイルが救出できるかが決まってきます。
市販でもデータ復元ソフトが販売されており、専門的な知識がなくても
ソフトで簡単にデータ復旧や救出ができるように見えるのですが、当社でも色々な市販の復元ソフトを検証した結果、ほとんどのソフトがまともにデータ復旧できないどころか、内部のデータ構造を破壊してしまい、二度と復旧できなくしてしまうものも数多く存在しているのが明らかになっています。
また、ハードディスクのトラブルにはシステムエラー等によるデータ障害の他に、ハードディスク部品の障害による物理的障害があります。
物理障害の場合、下手になんとかしようと動かし続けると、故障が悪化して復旧できるデータ率が下がったり、最悪、データ復旧ができなくなる危険性もあります。
いずれの障害の場合も、安易にデータ復旧作業や救出作業をおこなうと、データやファイルへのアクセス量を増やすことがデータを破壊する危険性があるので注意が必要です。
ハードディスク物理トラブルの種類
ハードディスクはレコードやCDで音楽をかけることに似ています。
ハードディスクにも、レコードやCDのような円盤(プラッター)があり、これを針やレーザーで読み込む部分と同じ、ヘッドと呼ばれる部分があります。
これらの部品が損傷したりすることで、ハードディスクはトラブルを起こします。
■PCB基盤損傷

ハードディスクの動きをコントロールするメインの基板部分です。
ここが破壊されると、ハードディスクの動きをコントロールできないので、データの読み込みができなくなります。
原因の多くは電気的衝撃がほとんどで、渦電流が原因となる場合が多いです。
■ファームウェア損傷

パソコンを動かすためにWindowsが必要なようにハードディスクを動かすためにはファームウェアというソフトウェアが必要で、ハードディスクに内蔵されています。
このソフトのプログラムが壊れると、PCB損傷と同様にハードディスクのコントロールが不可能となります。
■磁気ヘッド損傷

レコードでいうと針、CDなら読み込むためのレーザー、ハードディスクはこの磁気ヘッドがプラッターと呼ばれるディスクの情報を読み取ります。
この磁気ヘッドとプラッターの間は僅か0.00001mmしかなく、僅かな衝撃やホコリ等で損傷してしまう場合があります。
この損傷は悪化するとプラッタに傷をつけてしまい復旧が困難になってしまいます。
■磁気ヘッドの吸着

磁気ヘッドがプラッター上で固まって動かなくなる症状です。
主に湿気などが原因で、磁気ヘッドが吸着するのが原因です。
この場合、電源を入れっぱなしにすると症状が悪化する危険性が高いため電源を早急に落とす必要性があります。
■プラッターディスク損傷

磁気ヘッドがプラッターディスクに落下することで傷がついてしまい読み込みができなくなる症状です。
原因は様々ありますが、ハードディスクが動いている最中に電源を切った場合や、パソコンへの衝撃などによって磁気ヘッドがプラッター上に落ちることや、経年劣化や個体差により磁気ヘッドがプラッターディスクに接触するようになり、ディスク上への傷や損傷を増やすこともあります。
■スピンドルモーター損傷

プラッターを回すモーターに異常が発生し、プラッターが回らない症状や、すぐに止まってしまう症状が出ます。
モーターが全く回らないケースや回ろうとしても動きが悪く異音が鳴るケースが有り、こうなると、ハードディスクは認識されず、モーター部分の修理交換が必要となります。
■不良セクター
プラッターと呼ばれるディスク(円盤)部分は磁気を帯びており、この磁気の情報によりハードディスク全体のデータを構成しています。
しかしながら、この磁気が年月を経て弱くなったり、衝撃によって損傷すると、「セクター」と呼ばれる磁気の箱。レコードやCDでいうと、音符の一つ一つでしょうか。これが壊れてしまい、その部分が読み込めなくなります。
通常ですとセクターが壊れても代わりのセクターに自動的に移動してトラブルを防ぐのですが、損傷の数が多くなると、代わりのセクターも無くなるため、Windowsの起動不良やパソコンの動作が遅くなる、外付ハードディスクが認識しなくなるなどのトラブルが発生します。
また、パソコンが遅くなったからといって「エラーチェック」や「システムの復元」などをおこなう方も多いですが、エラーチェックやシステムの復元は過度にデータへアクセスする必要があるため、更にセクターの損傷を増やし、ハードディスクの寿命を短くする恐れやデータ復旧の可能性を低下させる危険性があります。
ハードディスクの部品交換はクリーンルームと熟練の技術者が必要

ハードディスクのトラブルは非常に精密な作業が要求されるものが多いため、特に物理的な障害からデータ復旧するためには、ホコリやゴミひとつ無い、高気密なクリーンルームが必要となるケースがあります。

ディスクとデータを読み取る磁気ヘッドの間には僅かな隙間が空いており、その隙間は僅か0.00001mmというミクロの世界。目に見えないゴミの付着でもデータ復旧が上手くいかない場合があります。このクリーンルームで修復作業をおこうことができるデータ復旧業者は日本国内でも僅かですが札幌PCデータ復旧堂ではクリーンルームでの作業が必要な高難易度SSSクラスのハードディスク復旧も対応可能です。

このようにハードディスクはミクロレベルの繊細な部品ですので、熟練した技術無しで復旧を行うことは非常に危険です。
私達にところに寄せられるご依頼の中でも、自力で復旧作業をおこなおうとしてデータが失われたり、高い技術力を持っていないデータ復旧業者へ依頼したがために、復旧できたはずのデータが復旧できなくなってしまったということが多々あります。
技術力は数多くのハードディスク重度物理障害を復旧した経験から取得できますので、経験数が少ないデータ復旧業者ですと、データ復旧率の低下やデータ復旧そのものの失敗につながる危険性があります。
札幌PCデータ復旧堂では、札幌と東京のデータ復旧研究センターの連携により、データ復旧の需要が高い東京での経験豊富な技術者による高い技術力の提供を可能とし、大企業や官公庁からもデータ復旧依頼される信頼を得ています。
<東京と札幌のデータ復旧研究センターへのご依頼実績>



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