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【ご注意・随時更新中】札幌市内で悪質なデータ復旧業者による事件が増加しています。
共有フォルダが突然消えた日 札幌の不動産会社で起きたこと
先日、札幌市内の不動産会社様から、なんでも相談室を通じてご相談をいただきました。物件情報や契約書類のデータをまとめて保管していた共有フォルダが、ある日突然開けなくなった、という内容でした。
保管先は、BUFFALO社のLinkStationという製品で、社内の複数のパソコンから日常的にアクセスして使われていたそうです。見積書や重要な契約データなど、業務に欠かせない情報が集まっていた場所だったこともあり、ご連絡いただいたときのお電話の声には、かなり切迫したものを感じました。
バックアップは特に取っておらず、この共有フォルダそのものが唯一の保管場所になっていました。日々の業務に追われる中で、バックアップの整備までなかなか手が回らない、というのは、この規模の事業所ではよくあるお話だと思います。
ランプが点滅していたのに使い続けてしまった理由
お話を伺うと、実は数週間前からLinkStation本体のランプが赤く点滅していたとのことでした。共有フォルダ自体は問題なく開けていたため、そのまま様子を見ながら使い続けていたそうです。
LinkStationのランプは、正常時には白色または青色で点灯し、内部に何らかのエラーが起きると赤色で点滅するしくみになっています。点滅の回数や間隔の組み合わせによってエラーの内容が変わるとされていますが、この違いを利用者側で正確に理解するのは、正直なところかなり難しいと感じます。パソコンのように画面上にわかりやすいエラーメッセージが出るわけではなく、本体のランプの光り方だけで状態を判断しなければならない、という点は、一般の方にとってはハードルが高い部分だと感じます。
今回のケースでは、赤い点滅はすでに内蔵ハードディスクの不調を示すサインでした。共有フォルダ自体が開けているうちは「まだ大丈夫」と感じてしまうお気持ちは、当社としてもよく理解できます。ただ、点滅に気づいた段階でご相談をいただけていれば、まだ症状の軽いうちに状態を確認し、深刻な状態に進む前に手を打てた可能性は十分にありました。ランプの点滅は、機械の内部で見えていない異常が進んでいることを知らせる、数少ない手がかりでもあります。
ハードディスク2台搭載型LinkStationのメリットとデメリット

LinkStationには1台のハードディスクで動くタイプもありますが、今回のLinkStationは2台のハードディスクを搭載し、同じデータを2台両方に書き込んで保存する「RAID1(ミラーリング)」という構成のタイプでした。片方のディスクに不具合が出ても、もう片方が生きていればデータを守れるという点は、大きなメリットです。1台だけで運用するよりも、突然のデータ消失には強い構成だといえます。
一方で、当社でこうした状態のドライブを見てきた経験からすると、この2台のハードディスクは工場出荷の時点からセットで組み込まれており、購入した日から同じ環境で同じ時間だけ通電し続けているケースがほとんどです。つまり、劣化の進み方も揃いやすく、片方に不具合が出たときには、もう片方もすでに同じだけの年数だけ働き続けてきた、という前提で考える必要があります。
さらに、RAID1では片方のハードディスクが壊れても、もう片方だけでそのままデータを保持し続けられるしくみになっています。ただし、この状態は「予備がなくなり、残りの1台だけがすべてのデータを支えている」状態でもあり、その1台に何かあれば、それまで守られてきたデータもまとめて失われることになります。
今回のケースも、まさにこのパターンに当てはまるものでした。片方が壊れてから慌てて対応するのではなく、2台とも同じ年数だけ働き続けているという前提に立ち、定期的に本体の状態を確認する習慣を持つことが、こうしたリスクを避けるうえで大切だと感じています。
症状が軽いほうを復旧対象に選んで99%のデータが復旧
お預かりして内部を確認したところ、2台のハードディスクはどちらもディスク表面の傷や読み取りエラーを示す異常(不良セクタ)が発生しており、LinkStation自体もすでに正常に認識できない状態になっていました。
2台の間で不良セクタの範囲に差があったため、比較的症状の軽いハードディスクを復旧対象として選び、慎重に作業を進めました。
その結果、お客様の体感で99%以上という、高い水準でのデータ復旧に成功しています。ご担当の方からは、業務に欠かせない契約データが戻ってきたことに、心から安堵した様子でお話をいただきました。
万が一、LinkStationやその他のNAS機器で赤いランプの点滅に気づいた場合は、そのまま使い続けず、すぐに使用をやめてご相談ください。もう1台のハードディスクがすでに予備のない状態で全データを支えていることを踏まえると、早めに手を打てるかどうかで、その後の結果は大きく変わってきます。ご来店での持ち込みを随時受け付けているほか、事業所が遠方の場合は郵送・宅配便でのお預かりにも対応しています。まずはお気軽に当社のなんでも相談室からご連絡ください。
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